ジェルネイルの間違った使用によって、爪がぼろぼろになってしまっている人がとても多いようです。
「爪が薄くなった」
「お湯を触ると爪にしみるようになった」
「すぐに割れてしまう」
「2枚爪が治らない」
など、あげればきりがありません。
では、ぼろぼろになってしまった爪を治すにはどうすればいいのでしょうか?
今回は、傷んだ爪を修復するためのいくつかの方法をお伝えします。
ぼろぼろの爪を修復する方法
- ジェルネイルをお休みする
- 爪専用美容液で爪を強化する
- バランスのとれた食事を摂る
ジェルネイルをお休みする
健康爪を取り戻す一番の方法は、ジェルネイルをお休みすることです。
ジェルネイルで爪を傷める原因はいくつかありますが、
・装着前のサンディングで削りすぎる
・オフのときにジェルを削り落とそうとして自爪まで削ってしまう
・正式なオフの手順をとらずにぺりっとはがしてしまう
・酸が強いジェルを使っている
などがあげられます。
ジェルネイルを装着するということは、上記の事象が起こりやすくなるということですので、いっさいのリスクを回避するためにはジェルをつけないことが一番です。
今生えている爪がすべて生え変わるのには約6か月かかります。その間は、ケアを集中的に行い、なるべく早く爪が回復するよう促すと良いでしょう。
爪専用美容液で爪を強化する
爪に付ける美容液というと、ネイルオイル(キューティクルオイル)を思い浮かべるひとが多いかもしれませんが、いまは単なる保湿だけではなく、爪自体を強化してくれる高機能な美容液が誕生しています。
有名なのは、テレビCMでもよく見かけるドクターネイルの「ディープセラム」です。
これまでの爪用美容液は、甘皮を保湿して「これから生えてくる爪」にアプローチをかけるものが多かったのですが、ディープセラムは「今生えている爪」にアプローチをかけ、爪を強化してくれる美容液です。
これは私自身も使用してみて、爪の縦筋が気にならなくなったり、爪が含んでいる水分量が増えて割れにくくなったりと、効果を感じたのでおススメの美容液です。
同等の製品としてキュアネイルというものもあります。
爪の傷みが激しい人は、少し値は張りますがこういった高機能美容液の力を借りてみることをおススメします。
なお、いずれもポリッシュ(マニキュア)やジェルを装着している状態でも使用できるので、ジェルネイルを続けながら爪をケアすることも可能です。
バランスのとれた食事を摂る
爪は骨ではなく皮膚が角質化したものです。髪の毛と同じ硬ケラチンという成分でできています。
きれいなお肌やきれいな髪を作るために食事が大切なように、健康な爪の生成にもバランスのとれた食事が重要になってきます。
よく、爪に良い食事、などという情報を見かけますが、特定の食品だけを摂取すればいいわけではありません。
人間のカラダは、摂りいれた栄養素の相互作用によってさまざまな細胞分裂を行います。
その相互作用は、何か一つの栄養素だけでは成り立たないのです。
なんでもバランスよく食べることで細胞分裂が活発になり、健康な爪の生成が実現します。
ただ、忙しい現代人はどうしても栄養が偏りがち。特に、爪の生成に大きな影響を与えるビタミンやミネラルは、成人男性・女性ともに不足しがちだと言われています。
よって、若い女性を中心に今人気なのがサプリメントです。
サプリメントには賛否両論ありますが、様々な論文でサプリメントの効果が報告されていることを見ると、一概に効果がないとは言い切れないでしょう。
じつは、爪に良いサプリというのがあるのをご存知でしょうか?
それがネイリストサプリです。
爪の生成に欠かせないビオチンなど、数種類のビタミンやミネラルを含んでいるサプリメントです。
鎌倉女子大学の教授も推薦しているようですし、DSM社というサプリメント製造の第一人者協力のもとつくられているようなので、怪しいサプリメントではなさそうです。
私自身もサプリメントには懐疑的な印象を持っているので、自分が摂取するときは製造元まで詳しく調べるのですが、このサプリは比較的信頼できるなという印象でした。
食事に偏りがあるなと感じる方は、こういったサプリメントの力を借りてみるのもいいかもしれませんね。
どうしてもジェルネイルを続けたい場合は?
- ペラベースを使って1Dayジェルネイル
- 爪に優しいジェルネイルを選ぶ
ペラベースを使って1Dayジェルネイル
ペラベースとは水に溶けるベースコートです。
プロのネイリストが練習用に使用する「プログレスコート」という水溶性のベースコートがあるのですが、それとおなじ成分ポリビニルアルコールが入っています。
ポリビニルアルコールは水に溶ける性質を持っています。
ジェルを塗る前にペラベースを塗布、その後ジェルネイルを通常通りのせます。
オフしたいときは爪の先端を少し切り、爪とジェルの間にほんの少し隙間を作って、そのまま水を流し込みます。そうすると、爪に付いているペラベースが溶け、ぱかっとウソのようにジェルを落とすことができるのです。
問題は持ちが悪いこと。炊事やお風呂などの水分でもペラベースは溶けてしまうので、通常2日程度で取れてしまいます。
ジェルはお休みしているけど、明日はクリスマスパーティがあってその時だけはジェルネイルをしていきたいなど、ごく短期間でジェルを装着したい方にはおススメです。
爪に優しいジェルネイルを選ぶ
爪が傷んでいてもどうしてもジェルをやりたいという方は、爪に優しいジェルを選んで装着してほしいと思います。
私がおススメするのはシャイニージェルです。
多くのジェルネイルは強酸性であり、爪の表面をジェルが溶かしていることをあなたは知っていますか?
よく、爪の削りすぎや強引なオフが爪が痩せる原因だと言われていますが、この強酸性ジェルによって爪が溶けているのも、爪やせの原因になっているかもしれないんです。
一方、シャイニージェルは業界でも珍しい弱酸性ジェルネイル。爪のph値と同じなので、爪を溶かす心配がありません。
サンディングは必要ですが、軽くで大丈夫。持ちもとても良いです。
また、シャイニージェルはオフがとにかく簡単で、するんと落ちるのが特徴です。
密着の良いジェルだと、ジェルリムーバーにひたしてもべったりと爪にくっついてしまって、ファイルやウッドスティックでガリガリ削る、なんてことありますよね。
シャイニージェルの場合は正式な手順でオフすれば、爪からぽわっと浮いてするすると取れますから、そのあとガリガリ削る必要もありません。
オフ時に爪を傷めてしまう可能性が低いジェルなんです。
爪が傷んでしまっている人で、どうしてもジェルネイルをしたいという方は、こういった爪に負担が少ないジェルを選んで、正しい手順で施術してもらえればと思います。